1.前アウトリガーの張り出し
1.アウトリガー本体と足を選択します。アウトリガー本体と足は、別々にグループ化しているので両方選択する必要があります。

2.ツールを使って移動させます。アウトリガーを格納している赤矢印の部分のエッジを選択し、エッジに沿わせながら前へ押し出します。平行移動なので位置がずれることなく移動できます。
3.アウトリガーの次は、足の部分を延ばします。一番下のプレート部分を選択して下さい。次にツールを使って移動させます。垂直移動なので青軸や、垂直なエッジに沿わせて移動させて下さい。正確な移動量を必要とする場合は、移動の起点を決めたあと、下方に移動させた状態で、移動量を入力してください。反対側も同じようにして張り出して下さい。格納時はその逆です。
2.後アウトリガーを張り出す
1.後アウトリガー本体と足の部分を選択します
2.後ろのアウトリガーは、回転させて張り出すタイプなので根元の軸を基準に外側へ回転させます。ツールを使って軸上部の円形エッジに沿わせ、円情報を拾得し円の中心点を求めます。
3.円の中心を求めたらクリックしそこを回転の基準にします。
4.右前方のアウトリガー平行になるよう回転させ固定します。
5.足を伸ばすのは、前と同じように、プレート部分を選択しツールで垂直エッジに沿わせて伸ばしてください。長さが足らない場合は、ツールで適当に伸ばしてください。反対側も同じ要領で張り出してください。格納する場合は、その逆です。

3.ブームを起こす
1.次にブームを起こします。沢山のパーツで出来ているのでブーム全てのパーツを選択して下さい。選択した後、グループ化した方がいいかもしれません。

2.ブーム根元の円形中心にツールの回転軸をあわせ、任意の角度で回転させ起こします。
3.起こした状態です。回転させた時、元の場所に選択漏れのパーツが残っている場合は、操作を戻し、追加選択しなおしてから回転させて下さい。
4.次に1段目ブームの油圧シリンダーを調整します。シリンダー部分を選択して下さい。
5.油圧シリンダーの根元円形中心にツール回転軸を合わせます。
6.次にシリンダー先端の円形中心に方向点を合わせます。

7.そのままブームの油圧シリンダー受け軸の円形中心点に回転方向を合わせクリックし方向を固定します。

8.次にシリンダー伸縮

9.次に、ツールで稼動部分を伸ばします。まず先端の円形中心部分を選択します。

10.その状態で、ブームシリンダー受け軸中心に合わせてクリックで固定します。
11.これで油圧シリンダーの移動は完了です。他の油圧シリンダーも同じ要領で移動できます
12.次に2段目以降のブームを伸ばしていきます。1段目以外の全てのブームパーツを選択します。
13.次に1段目ブーム先端右側に回転軸と同じ軸上に小さな円形があります。その円形と1段目と2段目の回転軸は同じ軸上にあるのでその円の中心を軸に回転させます。ツールで円の中心に基点を合わせます。
14.2段目以降を必要な角度まで回転させます。
15.1段目ブーム先端にブームを稼動させるためのアーム2本と油圧シリンダーが格納されています。矢印の2段目用アームを赤丸で表示してある2段目ブーム根元へ移動させます。
16.円の中心を合わせます。アームがブームの中に隠れているので回転させてください
17.この様に、3つとも回転させて出して下さい。
18.次にアームの両側の回転軸間の距離をツールで計測します。1段目2段目両方とも計測してください。
19.先ほど計測した距離と同じ半径の円をアーム根元の回転軸を基準に描きます。1段目のアームも同じように円を描いて下さい。
20.今の状態では、二つの円は重なり合っていませんので、これを重ねます。
21.ツールで横断方向の構築線を1段目円形のエッジ(赤丸の箇所)に引きます。
22.ツールで上段の円を構築線に沿わせながら移動させ下段の円と重ねます。各々の円は、アーム先端回転軸の軌道にあたります。ですから、円と円の交点がアームの交点となります。円の交点だけ判ればよいので、円のエッジだけ残し面を削除します。
23.円と円の交点に構築線を引きます。1段目アーム根元回転軸を基準に、先端回転軸中心点を先ほどの構築線に交わるまで回転させます。
24.2段目アームも1段目と同じように回転させ2本のアームを結合します。基準にした円のエッジが短い直線で出来ているため、アーム結合部に若干のズレが生じます。気になる方は微調整して下さい。
25.次に油圧シリンダーを1段目で行ったのと同じように、交わったアームの中心点に方向合わせるよう回転させます。
26.ツールでシリンダー先端の中心点をアーム交点の中心点へ移動させて完了です。ブーム3段目、4段目を伸ばす場合も同じ要領です。
27.2段目まで完了です。
28.次に3段目、4段目のパーツを全て選択します。
29.3段目先端のブーム回転軸上の円形中心を基準に任意の角度回転させます。
30.回転させた状態です。
31.3段目アームを3段目ブーム赤丸印の箇所に移動します
32.2段目アームを判り易い様に回転させ、同じく2つのアームの距離を計測し円を描きます。
33.離れている円を重ね合わせ、交点を作ります。
34.2段目アームを円の交点に合うように回転させます。
35.3段目アームも同じように、円交点へ回転させ、2段目アームと連結させます。
36.次に油圧シリンダーを回転させます。回転方向は、赤丸内の2段目アーム回転軸円中心に合わせます。
37.これで3段目ブームも完了です。4段目も同じ要領で伸ばします
38.ブームが全部伸びた状態です。
4.旋 回
1.次にブームを旋回させます。ブームの根元以降を全て選択します
2.車体底面(裏面)中央部に黄色い円形があります。その円形中心点が旋回軸になりますのでツールで中心を選択し任意の方向へ旋回させて下さい。
3.これで旋回完了です。
5.圧送管を伸ばす
1.最後に圧送管を伸ばします。先端部分の管をこの状態になるまでダブルクリックして編集出来る状態にします。何重にもグループ化していますので編集出来る状態までクリックして下さい。
2.ツールを使って管を一度縮めます。縮んだ管中央に線が出てきます。その線を使って圧送管を伸ばします。
3.ツールでその線2箇所を選択し構築線を延ばします。
4.次に垂直の構築線を交差させます
5.ツールを使って先ほど引いた2本の構築線上に円弧線を引きます
6.この様にツールやツールで自由に線を延ばして下さい。
7.直接線を引くのが難しいばあいは、先ほど引いた垂直の構築線にツールで垂直構築線に自由角度の水平構築線をブーム方向へ引きます。
8.水平に引いた構築線上にもう1本垂直な構築線を引き、ツールで大き目の面を作ります。その面上で線を引くと易しいです。
9.線を引き終えたら、ツールで圧送管先端面へ沿わせ、面情報を収得し、キーを押しながら線に沿って先端より2cm程度前に半径7cmの円を描きます。
10.先ほど描いた円をツールを使って伸ばします
11.最後に管の隙間をツールで伸ばしてつないで下さい。
12.これで完了です。このモデルは1:1の原寸で作成していますので、現場での配置計画などで使えます。稼動部分の作り方の参考にもなると思うので一度試して見てください。
 
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